総合診療医 ドクターG「体が言うことをきかない」

戻る
【スポンサーリンク】
16:24:15▶

この番組のまとめ

総合診療医の武器は問診と診察だ。 総合診療に東洋医学を取り入れて患者を診察する「漢方の専門医」でもある。 異色のドクターGの登場だ!今回のドクターGは…「中工」 つまり中ぐらいの医者は病気になってから治療を始めると。 だから まだ症状が隠れている段階検査にも出ない段階から治療をやっていきましょう というのが漢方とか 東洋医学の教えだという事なんですね。 症状が出る前から常に 病院に通って病気の正体を探り当てるために今回 全国から集まって頂いた研修医は こちらの3人です。

フリップ オープン!まず藤堂先生 病名お願いします。 藤堂先生から 「インスリノーマ」ってどういう病気ですかね?すい蔵に腫瘍ができインスリンという血糖値を下げるホルモンが増え低血糖状態となる 極めてまれな病気です。 血糖値が上がらないですしそこのところにコーラを飲んだ事によって反応して インスリンが多量に分泌されて症状が出たのではないかと思いました。 平野先生 また難しい病気ですね。 電解質異常が起きて発作性に麻痺が起こる。

山崎先生は半年前から神経の異常が繰り返し起きている点に注目し鑑別をあげた。 藤堂先生は 糖質の摂取が症状の引き金になったと考えた。 川田さんに コーラによる…藤堂先生 インスリノーマ 合わない点があるとしたら 教えて下さい。 毎回 症状が出た時というのは少し汗をかいているあとに症状が出ていたし携帯 落とした時は風呂あがりのような状態で落としていたので多発性硬化症とは あまり合致していないかなと思います。 何て書いたの?周期性四肢麻痺ですよね。

「全身エリテマトーデス」は自己免疫疾患の一つで…それから 肌荒れがいわゆる カミソリ負けなのか皮膚が ちょっとぜい弱になってるのかなという事。 もともとの訴えであった一過性脳虚血発作を起こしうる抗リン脂質抗体症候群も合併しうるので鑑別にあげました。 3人の研修医があげた病名はいずれも…そして 全員が自己免疫疾患による炎症を疑った。 川田さんに現れた関節痛 肌荒れ 口内炎などの多様な炎症は…脳虚血は 説明がつくけれども他の症状が 説明つかないので。

川田さんにできた 手首のアザは…私が 先ほどあげた全身性エリテマトーデスでも症状としては可能性が高いかなと考えます。 川田さんの手首にできた結節性紅斑は全身性エリテマトーデスにもベーチェット病にも現れる。 川田さんの場合痛みを伴う口内炎皮膚症状と関節炎更に 脳の血管病変で一過性脳虚血発作が起きていた事でベーチェット病と診断された。 …と ベーチェット病の口内炎外陰部潰瘍に よく似た症状が記されている。