その飲みっぷりも格好いいんでね日本酒専門。 看病疲れか 後から倒れたおかみさんが 先 逝っちゃってお弟子さんが「師匠。 60年 苦労をかけた道楽者の志ん生なめくじ長屋から共に苦労した おかみさんに一日も早く その日の来るのを…。 それでいて 私の師匠でした五代目柳家小さん丈夫でしたよ。 ところがご贔屓の お客様方がもう 「めでてえ めでてえ」毎晩 寄席に迎えに来る。 あ〜 忘れもしない昼席が終わって夜は 三越の落語会マッサージ 終わっても まだ 寝てる。
田村順子というのがママでね亡くなった 日活の和田浩治という俳優がお父っつぁん 旦那だったけどねあんまり キャパは広くねえけど器量のいい子 揃えてましたから昭和42~43年ごろ 座っただけで4〜5万 取られちゃう。 2軒目はお馴染み 山口洋子がママだった「クラブ姫」とかね。 「何か お題を頂戴」ってぇと「クラブ順子」てぇから「クラブ順子と かけて気に入った洋服と 解きます。 「アンコール」てぇから「クラブ順子とかけて満塁ホームランは 2本と解きます。
金は いくらでも出す』と仰るんですからその カステラの お代も頂戴し残った お菓子を皆さんで召し上がるなんてのはどうでしょう?」。 カステラの ご注文でございます」。 「何? カステラな~。 何かにつけて ドッコイショで『さて 一服しようか ドッコイショ』あとで 勝手に 結わえろ。 その方 今 カステラと申したな?徳利の中に入るカステラなんて物 あるか?」。 これ 手前どもの店で新しく 出来ましたあの~ あっ 水カステラと申します」。 「何? 水カステラ?ご同役。 聞いた事 ござらんな水カステラ。
如何です?水カステラを ひとつ」。 水カステラとは申しよる。 さぁ アハハハこれ 拙者も 近頃 全然やらないもんですからな アハハ。 アハハハハ 町人なんというのも愚かなものですな~。 『斯様な カステラがあるか。 ええ 私は 1升徳利 裸のまんまそのまんま 入ってみせますよ」。 いいから油徳利へ入れてくんです。 この方がすっかり 支度を致しまして1升徳利に 油を塗って油の栓をして油の紐で 首っ玉 結わえて…。 「これは あの~油徳利でございます」。 「あ~ 油徳利か。 「油徳利は分かっとる。