よりよい国を求めた多くの市民の願いは置き去りになりウクライナでは混乱が続いていまして国家分裂の危機に直面しています。 事態打開の大きな鍵を握っているのが25日に行われる大統領選挙ですがウクライナ全土で実施されるかどうか不透明な状況です。 ウクライナで混乱がエスカレートしている大きな要因となっているのが過激な民族主義を掲げる2つの勢力が、西と東で激しく対立していることです。 ウクライナからの独立も視野に入れた自治権の拡大を主張して大統領選挙には参加しない構えを見せています。
ただロシアとしては、暫定政権はどちらかというと、ヨーロッパ寄り、アメリカ寄りといわれている中で、このウクライナ東部の人たちの、つまりウクライナ東部の人たち、基本的に親ロシア派の人たちですので、ウクライナ東部の人たちの声を取り込む形で、最終的にはロシアの利害をそこに反映していく。 例えば、やはりEUへの加盟であるとか、特にもっと重要なのは、やはりNATO、つまり安全保障問題に直接関係のあるNATOへの加盟、ウクライナのですね、これを阻止するというところが、最終的なロシア側のねらいだと思いますね。
でですね、このポロシェンコ氏が一番最初にやらなければいけないのは、そういう意味で実は、ヨーロッパが、実はこの直接対話のプロセスというのを提案をして、ロシアもそれを一応、支持をしていると。