日本の話芸 講談「山内一豊出世の馬揃え」

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この番組のまとめ

これは 夫を出世させたすばらしい女性の事を言ったもので豊臣秀吉の奥さん お寧々さん前田利家の奥さん お松さんそれに 山内一豊の奥さんお千代さんのこの三人の事を申しました。 関ヶ原合戦の前小山会議の時に 徳川家康に「私の掛川城を差し上げます。 応仁の元年山名 細川の両氏が 権力争いを始めた時から起こったのがいわゆる 戦国時代と申します。 この 長く続いた戦国の世をなんとか 平和にしようと岐阜の城下で催されました馬市に見事な馬を曳きました二人の馬喰…。

値切るんならまだ なんとかなるけれどもよ振り返り 振り返り立ち去った この侍織田信長の家来でいまだ 20貫取りの小身者山内猪右衛門一豊でございました。 馬の鳴き声を聞いて夫の帰りを知り玄関先に 両の手を着いて出迎えましたのが3年前一豊の所へ嫁いで参りました家中 若宮喜助友興と言って一豊より ずっと 上役の方の愛娘で お千代さん。 「まあ~ お千代さんあそこは貧乏だからまた 夫に仕えまして 水仕事をはじめ 家事万端いたしますは世の女子の常かと心得ます。

次の間へと立ちました千代が取り出して参りました 一面の鏡。 しっかりと貼ってあります大高檀紙の白紙を剥がしますと中より出て参りましたのが七重八重 色の変わらぬ山吹色で 金十枚。 「千代。 貧しい暮らしを切り盛りするは 妻の務め女の仕事』と心得て 今日まで。 今頃 宿へ入って一杯 やってる時分だ。 『な~に 相手はくだらねえ馬喰のこった』我慢して 家へ帰った。 飲み残りの酒があったんで一杯こいつを キュ~ッと ひっかけて酔いが回ってみるってぇと『あの馬喰 癪に障る。 「馬喰。