総合診療医の武器は問診と診察だ。 今回のドクターGは…さまざまな医療現場で総合診療に挑んできた池田正行先生。 先生 鑑別所ですか?鑑別所に すごい反応しました。 中村先生 どういう きっかけでお医者さんを目指したんですか?祖母が長く病院にいた事もありましてそういう無力感とかやっぱり味わってまして浪人4年して…。 吉津先生お医者さんになる きっかけは?私は地元が すごく田舎なんですが過疎地での医療の現状ですとか若者たち 頼もしいでしょう。 ドクターGの症例に研修医が挑みます。
僕は…吉津先生は?分からないでしょ?はい ここからは ドクターGと研修医との真剣勝負です。 じゃ 中村先生 なぜ「甲状腺機能低下症」と考えたのか。 全身的な疾患を考えた際に「内分泌」というんですけれども甲状腺のような何か ホルモンが関係する病気が考えやすいなと思って。 それも関係するんですか?体温が低い事ですとか脈が遅い事 こういった事も甲状腺機能低下症で一応 見られる特徴です。
甲状腺機能低下症と手とか 足とかのしびれだったりそういうものを来すような疾患がまだ 考えられるかなとは思います。 中西先生 どうですか?コレステロールも高いって事でやはり 栄養を あんまりしっかりとれてなかったのかなと。 中村先生は甲状腺機能低下症の他に中西先生の論理構成はアルコールだと有名な 肝臓の障害。 中西先生が言ったようなアルコール性ってやつがものすごい信憑性ありますね。 そこが 中西先生のこの論理構成の 実は弱いところ。
甲状腺機能低下症だと考えた理由は2か月前から訴えている疲れやすさですとかあとは おばあちゃんはこたつはもう要らないと言ってるのにご本人は こたつを必要としてるような寒がりを連想させるような場面ですとかそういった症状が甲状腺機能低下症と矛盾しないと考えて疾患を変えずにこのまま出しました。
2人が挙げた甲状腺機能低下症ではGOT・GPTの謎は 解けないのか?カンファレンスは 行き詰まった。 それと 甲状腺機能低下症ってこだわってきた病気とどう 折り合いをつけるかどう 説明づけるか。 田沼さんは甲状腺機能低下症によって…あるいは 足のしびれでもいいですけれどもこの 田沼 聡さんの病気をこれから 検討するうえでどういう検討をするか。 甲状腺機能低下症の患者の多くが橋本病。 田沼 聡さんは甲状腺機能低下症によるむくみによって手足の しびれや痛みを引き起こす手根管症候群と足根管症候群を発症していた。