戦後まもなく設立された農協は立場の弱い農家が強い交渉力を持って農作物を販売することを主な目的とした助け合いの組織で現在も国内で扱われる農作物の販売額の半分を扱う巨大な組織です。 共同で販売することで農協が個別に交渉するよりも強い価格交渉力を持ち農作物の価格を維持してきました。 更別村農協はこのJAグループの共同販売を活用して一方、組織頼みの販売方法だけでは農家の所得向上につながらないと考え独自の販路を開拓し始めた地域の農協が現れています。
外部化率というような言い方をしますけれども、45%、これが外食とかあるいは調理済みの食品ですね、そういうところがですね、直接農家にアプローチするということもありますので、農協の側もこれに対応する、こういう世界になってきているんじゃな向き合い方が遅れてきた、その遅れてきた理由というのはどう見てますか?1つは信用事業、つまり金融ですね、あるいは共済、保険、ここが収益を出して、全体の農協の運営を支えていたという、これが一つあると思うんですね。
生産法人の知恵によって、付加価値をつけて、農家の経営が安定して、そして規模拡大につながり、栽培の指導までやっているっていう、どうご覧になりました?そうですね。 そうやってその意欲が高まるというと、希望にもつながるわけですけれども、そうなっていくと、この生産法人というライバルが生まれたことによって、農協の存在意義はどうなるのか。