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この番組のまとめ

台風の接近に伴い、現在、また岐阜県によりますと、いけだ町いちはしの杭瀬川は、自治体が避難を呼びかけたり、住民が避難を始めたりする目安となる、避難判断水位を超えました。 気象庁の発表によりますと、台風11号は、けさ、高知県安芸市付近に上陸して、四国を北上したあと、午前10時過ぎには、兵庫県赤穂市付近に、再び上陸しました。

最大風速は中国地方で30メートル、四国、近畿、東海、北陸、北海道で25メートル、東北で20メートルと予想され、するとともに、高波や高潮にも警戒するよう呼びかけています。 また高知県の四万十川は、一部の観測所で洪水の起きるおそれがある氾濫危険水位を超えていて、広い範囲が浸水する被害が出ています。 四国では午前11時現在、四万十川と那賀川など高知県と徳島県の合わせて11か所の河川の観測所で、氾濫危険水位を超えています。

このうち鹿沼市北赤塚町では、きょう昼前、突風で建物の一部が崩れたり、住宅の瓦が飛ばされたりする被害が出ました。 2時間前から動かして見ていきますと、台風本体の活発な雨雲、ゆっくりと東へ移動しています。 午後3時から動かしてみていきますと、このあと夕方、関東甲信で特に活発な雨雲がかかって、非常に激しい雨が降るおそれもあります。 夜は東北や北海道、活発な雨雲が北上する予想です。 予想される雨量は、あす昼までの多い所で、東海で300ミリ、関東甲信や東北、北海道で250ミリです。

現在、東海道新幹線、山陽新幹線とも、運休している区間はありません。 JR各社によりますと、山陽新幹線は午後1時半現在、台風による強風などの影響で、上り下りとも、10分から最大で、1時間50分の遅れが出ています。 では京都市と京都府舞鶴市から中継でお伝えします。 京都府と京都地方気象台は、自治体の避難勧告や、住民が避難を始める目安となる避難判断水位に迫り、今後さらに水位が上がるおそれがあるとして、鴨川に氾濫警戒情報を出しています。 舞鶴市内には土砂災害警戒情報が出ています。

和歌山県などによりますと、きょう午前11時過ぎ、新宮市で熊野川が氾濫しました。 氾濫したのは、熊野川の中流、右岸にある新宮市熊野川町の日足地区付近です。 このほか和歌山県内で、氾濫危険水位を超えている川は、日高川町などを流れる日高川と、白浜町を流れる日置川の2つの川です。 台風11号は、中国地方からは次第に遠ざかっていますが、中国地方では岡山県と鳥取県の一部が、風速25メートル以上の暴もありましたが、今は霧雨です。

美濃地方の西濃では、雨が降り続いていることから、大垣市は土砂災害のおそれがあるとして、午後0時25分、上石津町、時山地区の合わせて39世帯99人に対し、避難指示を出しました。

近畿や東海、関東甲信などでは、非常に激しい雨が降り続いていて、土砂災害や川の氾濫、暴風、浸水に厳重な警戒が必要です。 きのう猛烈な雨が降り続いた三重県では、気象庁が引き続き広い範囲に大雨の特別警報を出して、土砂災害や浸水、川の氾濫に最大級の警戒を呼びかけています。

住宅の浸水被害が出たばかりの徳島県海陽町でも、けさ、川の水があふれ出し、那賀町では大規模な浸水被害が出ていて、役場近くのコンビニエンスストアは、一時、屋根の近くまで水につかったと見られるということです。 NHKのまとめでは、午後1時現在、全国で依然として124万5193人に避難指示や避難勧告が出ています。 徳島県、香川県、三重県の合わせて4棟の住宅で、全壊や半壊の被害が出たほか、三重県や宮崎県、大阪府など、13の府県で、屋根の瓦が飛ぶなど、岡山県や三重県など13の府県で合わせて331棟に上っています。