次々と明るみになってきた障害者虐待の実態について考えていきます。 まずは 法律で定められた障害者虐待とは一体 どういったものなのか。 障害者虐待防止法が施行されて以降なぜ これまで見過ごされてきた障害者虐待が明るみになってきたのか。 障害者を虐待していたのは施設を運営する社会福祉法人の理事長でした。 虐待を受けていたにもかかわらず利用者たちが施設にとどまり続けた背景には精神障害者を取り巻く厳しい事情がありました。 虐待防止法の施行日に合わせて小宮さんの仲間が施設内の虐待を通報したのです。
ここからは ゲストと共に障害者虐待の問題について考えていきます。 障害者の権利擁護に詳しい國學院大学教授で弁護士の佐藤彰一さんです。 そして 去年10月に障害者虐待防止法が施行された訳ですけれどもこれ どういう効果があったんでしょうか。
虐待の通報が 次々と寄せられる中辻さんは 今この日 訪れたのは 障害者が短期間 宿泊できる施設です。 しかし 緊急避難を必要とする被害者は病気や薬などの情報が分からない場合が多く対応に不安を感じていました。 被害者の受け入れ先不足は精神障害者の場合より深刻になっています。 統合失調症の女性が避難しているのは10床のベッドを持つ障害者のための施設です。 そこへ 突如虐待案件があったので2~3日 泊めて下さいというのはなかなか やっぱり 施設側も受け入れにくいところがあるんだろうと思いますね。