先人たちの底力 知恵泉(ちえいず) 天下無敵の交渉術「岩瀬忠震の交渉術」

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…と思ってですね今回 この 岩瀬忠震についてそういった条約は突っぱねちゃえばいいとならなかったんですか?当時の日本を あるいはアジアを囲む国際環境というのはものすごく危険な状態だったわけですよね。 そういう国際環境の中で非常にヨーロッパ ロシアはですねアジアを植民地化する機会を狙ってるわけですよね。 その前に 国際ルールに基づいたいわゆる交渉条約を結ぶ事によって日本の植民地化は うまく逃れるという仕組みになってきますよね。

小松さん 日本の捕鯨の交渉でも圧倒的不利の中で潮目が変わっていく瞬間ってあるんですか?日本の歴史って 長いんですよ捕鯨の歴史が。 条約交渉の合間には扇子に さらりと絵を描いて岩瀬は 英語に とても興味を持っていたといいます。 もう一人の全権下田奉行の井上清直にハリスと プライベートで面会をするよう頼みます。 でも 結果的に「不平等だ」と言うのは 明治維新以降。 ハリスは条約交渉の時を振り返ってこう述べたといいます。