100分de名著 トルストイ“戦争と平和” 第3回「心がひとつになる時」

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天真爛漫な少女 ナターシャと戦場から戻った アンドレイ。 ロマンチックですね。 ロマンチックなんですよ。 面白いラブストーリーな感じのとこにいってるんですけど。 トルストイは 他にもラブストーリーは書いてるんですか?たくさん書いてます。 まあ トルストイは決して美男とは言えなくて実際に ブ男と真正面から言われて傷ついたりする人ですからね。 これから この3人の愛の物語が始まるんですけれどもナターシャとの両思いを確信したアンドレイは父 ボルコンスキイ公爵に結婚の許しを求めます。

アンドレイが ナターシャを愛したって言えばこれは もう全然引いてなくちゃならないですね。 普通 彗星は不吉なものを予告するという事になるんですけどだけど これは逆に言うと1812年のナポレオン戦争の始まりを予知してるものでもある。 これはね お父さんのボルコンスキイ公爵というのがかなり 理不尽な事をやってそれに責任は やっぱり感じてると思うんですね。 1812年 ナポレオン率いるフランス軍はロシアに侵攻。

そのあと負傷兵のために それから自分以外の人のためにとなると魅力的になるというのはこれは トルストイが書きたいところなんですか?まさに それですね。 だって 本来の戦争の中で幼なじみと恋愛だなんてどうでもいい話歴史を動かすという 彼の…トルストイのね。 こん睡状態の夢の中でアンドレイの意識は静かに 自らの死を捉えるのです。