萬斎さんは 27歳の時狂言を外の世界から見つめようとイギリスに留学。 帰国後 30歳狂言修業の集大成として一人の表現者として 何ができるか試してみたいと考えていました。 自由に飛び越えていくQueenの「Bohemian Rhapsody」。 型の芸術 狂言に取り組む萬斎さんに裏切るのが好きっていうのは変ですけど。 だからこそ面白く感じるという意味で言うとこの「Bohemian Rhapsody」みたいにどこにいくのか分からない展開っていうのはすごく 好きでしたね。
それは狂言唯一の舞踏曲「三番叟」をクラシック音楽で舞う事。 「三番叟」というのは 五穀豊穣穀物が実る事を祈るために大地を踏み締めたりという事で何となく いわゆるベジャールのポンピングする縦ノリのリズムと似てるしそんな事もあって 父が ずっとやりたいと言っていながら伝統を継承しつつも常に 新たな挑戦をし続ける。