この大学で 全米一のレベルと実績を誇るのが…卒業生は 監督 カメラマン脚本家 プロデューサーなど映画産業に進みます。 映画製作を目指す 私たちに一から基礎を教えてくれるのが…プロのまなざしで映画を見る方法を役者顔負けのパフォーマンスで楽しく教えてくれます。 学生だけでなく映画産業を目指す人実際に携っている人に向けての特別講義です。 本物の映画にも負けないキャスパー教授のエンターテインメント講義の開演です。
では 映画館に入ってスクリーンを見た時にその映画の中心的な人物や 出来事は大抵 フレームの どこにいるか?誰か。 古典的な映画では大抵 真ん中に配置される。 もし 私が その場面で一番 重要な人物や 事柄を画面の端に置いたら それはどのような効果を持つだろうか?あえて 中心を外し端っこに置くんだ。 その場合 より印象が強いのは次の どちらだろうか?人物を 画面の右側に置くのと左側とではダン よく気が付いた。 この4つの線が窓枠のような働きをして観客は その窓を通して映画の中の世界を見る。
どう 活用するか?映画監督は どうやってオフスクリーンの空間を物語に利用するのだろうか?フレームの中に 何かを入れたり出したりします。 これが オフスクリーン空間の利用のしかただ。 映画監督はスクリーンの中だけではなくスクリーンの外も 有効に使って何かを伝えているんだ。 なぜか?この映画は 私が君たちのような 大学生の頃ニューヨークの映画館で初めて 見て以来ずっと 一番好きな映画であり続けている作品だからだ。
1つ 質問を いいですか?キスの瞬間を彼の肩で隠したのは当時の倫理規定と関係があるのでしょうか?そうではない。 役者同士や 役者と装飾セットや大道具まず 意識するのはお互いの「距離」の問題だ。 近くで 質問をした時はどんな関係性が読み取れた?親しい友達のようでした。 このように関係性は距離や位置で 表現できる。 水平のライン上に配置をする事がある。 あるいは 役者や セッティングを垂直のライン上に配置する事もある。
では ギザギザのラインを やってみて?違うよ!こうだろう?これが ギザギザだ。 監督が 1つの平面だけを使ってフラットな空間にする場合と複数の面を使う場合とでは意図が異なるので 注意が必要だ。 最初は 見つめ合う2人の様子を映しそれからは お互いの表情のリアクション・ショットを撮るために肩越しに交互に撮影していました。 カメラによる実際の撮影 カメラワークだ。 フレーム内の 役者同士の距離で何かを表現できるという話だ。 カメラと被写体の距離だ。 観客に 被写体の どんな映像を見せるかという事だ。
こうした 被写体との距離感はカメラの さまざまなレンズで作り出す事も可能だしカメラと被写体との 実際の距離で調節する事もできる。 1つ目の視点は 「ロングショット」だ。 これが ミディアムショット。 これは ロングショットだ。 ロングショットの方です。 ロングショットだ。 さて 監督はカメラの距離だけではなくカメラの動きも決めなくてはいけない。 カメラを動かす 1つの方法はタイヤやレールを使う 「移動ショット」だ。 では カメラのアングルは?恋人たちを どのような角度で撮っていただろうか。