日曜美術館「夢のムンク 傑作10選」

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ところが 近代に入って異様なほどの科学の一方的な発達というのがあって1800年代の終わり頃というのは全部の 世界中の人たちが心の底でそういうバランスの崩れた心なき 病んだ時代に自分たちは生きているというねそういう不安を みんな抱いていたんだと思うんですね。

僕なんかは 背景の部分の特に この あかね色のとても はかない一瞬って美しいなって心奪われてしまう事が多いんですけどもムンクは この空に どのようなノイズや狂気というものを感じたのか というのが我々は反射的に 強い不安を感じるような効果になってると思います。 描く事で ムンクは その不安を赤裸々に告白しようとしていたのです。

演奏旅行で ノルウェーを訪れた時ムンクと出会いました。 髪も ぬれた感じがしてですね見方によっては そういうふうな死体にも見えるしどっちともつかないすごく そういった意味では死のイメージと エロスのイメージが 本当は相反するものなんですけれどもすごい高度なレベルで融合しているというかそうですねはい。 女性っていう存在が…どうだったんでしょうね?つまり 女性は好きなんだけども謎だし 信頼できないという部分はどうしても あったんじゃないかなという気がしますけどもね。