日本の話芸 落語「わたしは誰」

戻る
【スポンサーリンク】

「随分見に行っておりますけれどもよく お客様方を笑わせてちょうど 今年が満60周年なんだそうです。 喋ってると 顔が ほてってくるどころじゃないですよジリジリ ジリジリしてくる。 今は みんな 若い人たちはいい色の着物 着てますねカラーの時代になりましたからねまぁ 当然なんですけれども若くて きれいなとこへもってきれいないい着物 着てますけどこっちは 依然として黒紋付なんですけれどもこの黒の紋付がですねライトによってね羊羹色になっちゃうっていいますか…。

だけどそれからね そういう事をどうやって カムフラージュしたんだろうと思ったらね寄席の始まる前に客席を撮ってるんですよで 何か 余分な説明してる時のお客様 笑ってる時の顔をサイドで 撮っちゃって それをキュッ キュッという 間に収めちゃうそういう手を使ってたんですね。 でも 懐かしいもんですね落語家が喋ってて普通に喋る落語家が あんまり…名人と言われる人ほどね 本当にこのまんまで 話術だから。

「東京落語会」のほうは 全部放送や何かに出ますからね普通の寄席のね 倍の時間とってあるんです 一席で。 追い越されちゃ 嫌ですからね「でも そこを 師匠一生懸命やりますから」。 だからうちの師匠が言ってましたよ「君 そんな…」私も 50ぐらいになった時ね「師匠 なかなか新作で 新しい いい噺なんて出来ないですね」ったら まぁ早く言やぁ こぼしたんです。 「君 あの会社へ勤めるんだったらね社長がねのべつ 電話 かけるから電話番号だけは 覚えるこれ 一番出世の近道だよ 君」と仰ってんだよ。

アハッ アハハあ~ 楽に歩けらぁ ハハンハン。 ホッホッホッ ホイッ ホイッ ハハハハハハハハハハハハハハ なんて人生は楽しいんだいこれからだよな~ ハハハハ。 ホンガドガ ドンドン ドンドンドンハア~ッ 上まで来た。 『若くなろう 人生 若返って楽しく生きましょう』という今日の集いに大勢さん お集まり頂きまして誠に ありがとうございます。 山田先生が長い研究によりましてどうぞ ちょっと そのまま。