キャスパー教授は 学生だけでなく映画産業を目指す人実際に 携っている人に向けて全５回の特別講義を用意しました。 映画の時間的構成というのは映像の「ペース」 あるいは「タイミング」と言い換える事もできる。 映画は 大体 いくつぐらいのカットで作られていると思う？でも 今や マイケル・ベイの映画は何百万ものカットで構成されている。 まあ とにかく 今や 何千ものカットで 映画は構成されている。 映画は 何百 何千 何万ものカットから構成されている。
視点は 彼女から 彼から第三者から編集で あまり手を加えずに現実の空間 現実の時間のような表現だ。 では ムードに戻ると「チャイナタウン」は どうだったろう？雰囲気について 誰か？敗北感が漂ってました。 「チャイナタウン」は テンションが低い。 映画の登場が 画期的だったのは舞台と違って 映画では時間や空間を分解できたからだ。 映画製作者たちは 実際に時間と空間を分解してみてこいつは すごいぞと感激した。 それは映画製作者たちが 観客に映画に 現実の世界のようなリアリティーを感じてほしかったからだ。
カットから 次のカットへ移る間に時間や空間が がらりと変わった事を表現したい場合だ。 では カットから 次のカットへどう 移り変わるか「トランジション」の話をしよう。 これも 監督や エディターが映像に意味を込める手段だ。 どのように カットからカットへ映像を切り替えるのか？さっき見た 「ファーゴ」を例に取ろう。 監督とエディターは どんなトランジションを使っていただろうか？ ラッセル。
例えば 殺人事件のシーンを実際に やってみようじゃないか。 いいね？じゃあ 古典的な撮影現場風にやってみよう。 「アクション」と「カット」を言ってくれ。 アクション！カット！やれやれ ひどい出来だね役者には なれないねえ。 カットは １つだけで時間も空間も分断されていない。 そう 「時間と空間は相関関係にある」という事だ。 このあとは 退屈だからここの空間も必要ない。 アクションとカットをすばやく やってくれ。 カット！一歩 前へ進んで。 アクション。
まず 最初の手法は「リアクション・カット」と呼ばれるものだ。 リアクション・カットとは 何か。 まず 最初のカットの アクションで彼女が ドアを開ける。 リアクション・カットは 彼女の顔見開いた目。 アクションとリアクションだ。 彼女が入ってくる アクションからカット・アウェイして 時計。 アクション。 カットバックには ４つのパターンがある。 では カットバックの他の例にも挑戦してみよう。 時間も場所も違う例としてはステーキ肉を切っている肉屋のシーンなんかは どうですか？私は そういうの好きだよ。
どんな カットバックが使われていたか。 例えば？「同じ時間・違う場所」の カットバック。 そこで カットして次のシーンでは 羊たちが 処理場で頭を切り落とされる映像を映す。 そのような概念をどうやって伝えたかといえば１つ目と２つ目のカットの中に直接 描くのではなく…。 「ゴッドファーザー」のエンディングはどんなだった？見たのは だいぶ前なので…。 マイケルが ゴッドファーザーの跡を継ぐ場面の事ですよね？マイケルが教会にいて神父が赤ん坊を抱いて尋ねる。