地球ドラマチック「驚き!ハキリアリの世界」

戻る
【スポンサーリンク】

ハキリアリは草や 木の葉を切り取って地下の巣に持ち帰ります。 実験では研究室に ハキリアリの巣を再現しそのため 屋外で観察するのは大変です。 条件を うまく管理して観察する事ができればハキリアリの理解がもっと深まるはずです。 つまりハキリアリという同じ種の中に姿形が異なる さまざまなタイプのアリがいるのです。 世界中の動物園や博物館にハキリアリのコロニーを提供しています。 ハキリアリの巣は いくつもの部屋がトンネルでつながりアダムは アリが育てたキノコの菌も運び出しました。

しかし 仲間と協力する能力を持つのはハキリアリだけではありません。 ヒアリは 自分の体の一部を連結するために使いコロニー全体で 一つのいかだに変身しているのです。 ジョージは ハキリアリがゴミをどう処理しているのか調べる事にしました。 ハキリアリは人工の巣を取り囲んでいる溝の中にゴミ捨て場を作っています。 ハキリアリは そこにゴミ捨て場を作ったわけです。 ゴミ捨て場や墓地があるというのはハキリアリのコロニーが 非常に洗練されている事を示しています。

このような特性を持つ昆虫を「真社会性昆虫」といいます。 真社会性昆虫は 種の数としては昆虫全体の2%程度にすぎません。 真社会性昆虫が生息しています。 アリは フェロモンという化学物質を出して他のアリのために道しるべを残しているんです。 ハキリアリは 僅かな量のフェロモンも感じ取る事ができます。 ハキリアリの集団が統率されている要因の一つです。 ハキリアリのコミュニケーション方法はフェロモンだけでなくしかし マイクを使って増幅すると葉の周りの にぎやかな音が聞こえてきました。

ハキリアリのコロニーでは フェロモンや摩擦音などの信号を使ってでも 実はフェロモンの匂いや 音を使った単純なルールがいくつかあるにすぎません。 ハキリアリの行動は こうした集団的知性に支えられています。 アフリカに生息する グンタイアリは幼虫を安全に移動させるため兵隊アリが 立派な道を作ります。 人工の巣のおかげでハキリアリの驚くべき生態を間近で観察する事ができました。 しかし まだハキリアリの中に 習性がよく分からないアリがいます。