ご機嫌いかがでしょう「NHK短歌」司会の濱中博久です。 漫画家の池田理代子さんです。 池田さんといえば漫画家としてのみならず声楽家として 最近は大変お忙しくご活動でございますが永田さんとのご縁はどういう事でございましょう?もう 何十年か前になりますけれども私が描きました 「オルフェウスの窓」という作品があるんですね。 池田さんが ライフワークにすると言っておられた作品でね。 「ベルサイユのばら」は 代表作だけど「オルフェウスの窓」は ライフワークですと。
ちょうど 地球を支えているヘラクレスのようなダイナミックさを感じますね。 あのころ 大学生って真っ白なワイシャツを着て大体 みんなが上の方まで腕まくりしてましたよね。 自分の愚痴は旦那に返すんじゃなくて以上 入選九首でした。 敗戦後の荒涼たる東京都の廃都の中に立ってそうして 焼け跡に沈んでいく冬の落日を見ながら感傷した歌であります。 永田さんに今日は 一首取り上げて頂いて直して頂く事に致しましょう。
これなんか わりと男性的というと変ですけれども私の中では 珍しい歌でどちらかというとやっぱり センチメンタルな歌が多くてあとで読むと 恥ずかしくてどうしても修正したくなる。 私の中では 小さな時から「平家物語」とか「源平盛衰記」とか「太平記」とかまで親から 子供向けに易しく書いたのを読まされて自分の中に やっぱりそういう日本文学もちろん いろんな「古今和歌集」「新古今」とかさまざまなものを読んできましたけれどもとても大事な世界ですね。