カナダのカルガリーに集うアメリカ先住民 ツゥ・ティナ族の人々。 類似点を分析する事によってアメリカ先住民の起源をたどる事ができるのでしょうか。 トレーシーは アメリカ先住民の祖先を調べるためにミトコンドリアDNAを利用しています。 ミトコンドリアDNAは 私たちの細胞に組み込まれた遺伝子の一つで母親から娘へと 女性の系統で現在 南北アメリカ大陸に住んでいる先住民の起源は シベリアにあります。
アメリカ大陸の生態系を変えるほどだったと考える研究者もいます。 地上で暮らす 巨大なナマケモノアメリカライオン皮膚は分厚く2本の長い牙があり簡単に しとめられる獲物ではなかったはずです。 マンモスをはじめとする 大型動物が次々と絶滅しているからです。 大型動物の絶滅に人類が関係しているという説が正しければ 人類がいつ アメリカにやって来たのかを解明できるかもしれません。 2007年 大型動物を絶滅させたのは人類ではなかったという研究が発表されたのです。
1万4,500年前 既に人類は南アメリカの モンテヴェルデで暮らしていました。 モンテヴェルデの遺跡には 海藻や塩の痕跡が残されていたため研究者たちは以前とは全く違う場所に確かに 1万kmを超える大海原を渡るのは難しい事です。 ルツィアの祖先は 他のアメリカ先住民と同じルートをたどって陸路で アメリカ大陸にやって来たはずだとウォルター・ネヴェスは考えています。 いくつかの考古学的発見により北アメリカ大陸北部が まだ氷に閉ざされていた頃解明されていません。
氷河期の真っ最中にクマが アメリカ大陸の沿岸部に生息していたという事です。 さまざまな生き物が集まるケルプの森は氷河期のアメリカ大陸に やって来た人々にとって食糧を手に入れる 格好の場所となったのかもしれません。 初めて アメリカ大陸にやって来た人々は 海岸線に沿って少しずつ アメリカ大陸を南下していったのかもしれません。 ジョン・ジョンソンは アメリカ先住民のDNAを調べる事で人類の移動ルートを探るプロジェクトに関わってきました。