100分de名著 プラトン“饗宴” <終> 第4回「理想を求める心」

戻る
【スポンサーリンク】

今日も 指南役の先生は慶應義塾大学教授でいらっしゃいます納富信留さんです。 世の中 見ながら これは何らかの法則で できてるんじゃないかと僕ね 江川さんを今回お呼びしたという理由は「東京大学物語」って代表作の一つがあるからやっぱり あれって恋愛と エロースとあと お勉強の融合したような形だからそこが 一番大きいのかと思ったんですけど好きなんですね 哲学自体が。

プラトンの別の作品で 「国家」という作品があるんですがその中に出てくる 「洞窟の比喩」というものの中でまさに この「影」とか「像」という世界が説明される。 人間たちの背後には 塀がありその奥にあるたいまつの明かりが塀の上で動かされる人形の 『影』を洞窟の壁に映し出している。 自分たちは 「影」を見てるけど振り向いたら そこに人形があるという事で言うとそっちの方が現実に近いのかなと思うと実際に大事なところは太陽だったりするわけだからもう ちょっと 人形とも関係ないじゃないですか。

プラトンの「饗宴」は師匠ソクラテスを尊敬する心が書かせた本だったのです。 結局 最後の ソクラテスの言葉でねいわゆる 面白いか 真実なのかみたいなとこあるじゃないですか。 でも ソクラテスというよりねプラトンに ちょっと近いんですよ。 死んだあとの ソクラテスを…ちょっとでも イデアの方向に向かってる人との対話によってやっぱり よりイデアに近づけるという事があるんじゃないですかね。