しかし その道のりは…まずは…郵便制度立ち上げには多額の資金が必要でした。 しかし 頼りの明治政府は戊辰戦争の戦費がかさみ…声高に訴えます。 あるものを有効に とにかく活用し少ない予算と 少ない時間で戊辰戦争に 多額の金を費やした明治政府には新たな制度を立ち上げる資金がありませんでした。
日本中に 毛細血管のように通信網を張り巡らせるには全国各地に 郵便取扱所を造らなければなりません。 スタート時には わずか62か所だった郵便取扱所は2年余りの間に1,100か所を超えるまでに爆発的に増加したのです。 一つは 全国に造った郵便取扱所に郵便物を運ぶ…この2つの問題を解決するために前島は 飛脚業者のまとめ役佐々木荘助を呼び出しじか談判を始めました。 飛脚というライバル 名主 資金などもとある力を うまく生かす前島の知恵があってこそ日本の郵便制度は確立したのです。