地球ドラマチック「蒸気機関車の“お引っ越し”!?」

戻る
【スポンサーリンク】

しかし現在は 古い蒸気機関車が最期を迎える場所となっています。 「クラス15F」と呼ばれる モデルで蒸気機関車の黄金時代を物語る傑作です。 蒸気機関車の生まれ故郷であるグラスゴーの博物館が貴重な機関車を保存するため重量物運搬の専門家を南アフリカに派遣しました。 グッドマンに協力するのは同じく蒸気機関車を愛する技師ジム・ミッチェルです。 しかし 重量物運搬の専門家であるグッドマンも100tの蒸気機関車を運ぶのは初めてです。

線路を使うための条件は蒸気機関車の運転士を1名 付ける事でした。 ヨハネスブルクから 運転士が来て私たちと一緒に ダーバンまで行ってくれる事になりました。 蒸気機関車を止めるには不十分です。 台車10台のパイプと蒸気機関車のパイプを先頭のディーゼル機関車のパイプにつなぎます。 運転士の操作が 真空のパイプを通じて 台車にも伝わり昔ながらの方法で真空のパイプの点検が行われました。 蒸気機関車の運転士がヨハネスブルクからの飛行機に乗り遅れたそうです。

タクシー!機関車は この日 出港する船になんとか間に合いそうです。 しかし埠頭までの 800mの距離をディーゼル機関車で牽引する計画が崩れました。 ディーゼル機関車が故障してしまったんです。 一旦 ドイツで機関車を降ろし別の船で イギリスに渡ります。 老朽化した機関車にとってはリスクの高い運搬方法です。 機関車を絶対 傷つけたくありません。 しかし 機関車には 天秤のケーブルを付ける金具がありません。 もし 2か所のバランスが崩れたら機関車は天秤から ずり落ちてしまいます。