「因幡の白ウサギ」とか「ヤマトタケル」とかそういうの みんな「古事記」の中に入ってるんです。 「古事記」というのを日本語で 和語で読むと「ふることのふみ」書物という意味になりますね。 だけれどもどうも 序文というのは見ていると 何かうさんくさいところが あって「古事記」自体は 中身はそれに対して 序文を 後からくっつけたのではないかと僕などは 考えていますね。
それが語り継がれて編まれて 編まれて 「古事記」と。 この 神様のお話の所に「因幡の白ウサギ」そして その子孫たちが日本列島を支配する事になったというのが天皇たちの物語。 こういうふうに示しますと天皇が いかに すばらしい天皇かという事がずっと語られているように見えるんですけれどもところが読んでいきますと 何だか天皇を批判的に見ていたりあまり快く思っていないような語り方をしてたりする所もある。 「古事記」ね。 さあ その「古事記」とは一体 どんな話なのか三柱の神が 成り出たのじゃ。
その泥の中からウマシアシカビヒコヂという神様がやはり成り出てくる。 他では 「つくる」 「うむ」だけど自然に生えてくる 「なる」この差は 何で?恐らく例えば 砂漠の乾燥地帯では草が 自然に生えてくるなんて発想は とれませんよね。 ですが 我々のように モンスーン地帯にいると もう雨ばっかりで人間も 植物として現れてきたんだと考えるのが一番 発想としては ごく素直な発想だったんじゃないかと。