日曜美術館「竹内栖鳳 未知なる日本画への挑戦」

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描いたのは…明治から昭和にかけて京都画壇を けん引した日本画の巨人です。 現代を代表する日本画家中島千波さんがその謎を読み解きます。 栖鳳が自らの筆に託した日本画への思いとは。 今 東京国立近代美術館で開かれている 竹内栖鳳の展覧会。 ここから 日本画の常識を打ち破る独自の模索が始まりました。

竹内栖鳳 ほんとにさまざまな流派の技を教えて頂けますか。 栖鳳を研究する廣田 孝さんは当時の資料を調べる中で栖鳳が その仕事を通して西洋画に出会ったと考えています。 その中で 栖鳳が 染め物の図案を考える参考に使ったのが栖鳳が関わったとされる巨大な下絵が残されています。 そうじゃなくて日本画の中で いかに新しいやつをつくるかという事をイギリスや イタリアなど十数か国を巡る 7か月の旅。 それまで 日本画のライオンといえば中国から伝わった唐獅子。 栖鳳のライオンは 「匂いまで描いている」と評されました。

日本画の水墨の場合には 自然なにじみや何かを使うんですけどここでは はっきりと立体表現をしようという事でやってますから そういう意味では大変に意欲的に自分のものにしていこうとした意図 真意というのは一体 どういうところから来るんでしょうか?西洋のものも入れながら日本画の持ってる強さを更に強調していくという事につながっていくんだと思います。 日本画家の中島千波さんが「羅馬之図」の模写に挑みその謎に迫ります。 中島さんは 現代を代表する日本画家の一人です。