そんな中 アメリカで始まったがんサバイバーという考え方が注目されています。 ハートネットTV「シリーズ がんサバイバーの時代」。 皆さんは がんサバイバーという言葉ご存じでしょうか。 サバイバーという言葉の意味は通常 生き残った人を表す意味の言葉なんですがこの がんサバイバーというのは単に 生き残った人というのではなくてがんになっても 最後まで自分らしく生き切ろうという考え方を表すものなんです。 当時は あんまり サバイバーって言葉聞いた事なかったですね。
本田さんは こうした当事者たちの活動を取材し初めて がんサバイバーという言葉と出会いました。 そのころ 日本でも治療を受ける側の視点で医療の矛盾を正すよう当事者が声を上げ始めていました。 職場では まだ 治療が続く本田さんに配慮して当事者になってみてこれは どうかと思う事を自由に取材するよう励まされました。 当事者であり 記者でもあるという独自の視点を生かした取材活動の始まりでした。 本田さんが 3度の手術を受けた後抗がん剤治療を引き受け現在に至るまで相談に乗り続けています。
国立がん研究センターで今年4月に 立ち上がったばかりのがんサバイバーシップ支援研究部 部長高橋 都さんです。 患者というと どうしても病院 行って 治療を受ける受け身の立場というイメージがあると思うんですがサバイバーというと 病院を出てそもそもの自分の持ち場である一般社会に戻ってそして 生活者…本田さんもそう おっしゃってましたが生活者として生きるというイメージがありますね。 いや~ でも 中には自分が サバイバーというような事を状態によっては 思いにくい方もいると思うんですけどもね。