ETV特集「ガタロさんが描く町~清掃員画家のヒロシマ〜」

戻る
【スポンサーリンク】

ガタロさんは誰も注目しない掃除道具を自分の仲間 分身と感じている。 清掃員 そして画家として生きてきたガタロさんの半年間を見つめた。 広島市の中心部原爆爆心地近くに建つ基町高層アパート。 手間がかかるのは商店街の東西南北4か所に設置された トイレの掃除。 ガタロさんが使う掃除道具。 掃除道具を運ぶのは ガタロさんが「大五郎」と名付けた愛車。 今も 腰のヘルニア 内臓の疾患など満身創痍で清掃の仕事を続けている。 ガタロさんを助けてくれたのは商店街の人たちだった。

商店街の東側の入り口に掃除道具をしまう部屋がある。 30年前 清掃員になって描き始めたのは 掃除道具。 まじまじと掃除道具を見てしまうんよね。 清掃員の仕事を始めた 30代の頃ガタロさんは トイレを汚して使う人たちに 怒りをぶつけていた。 しかし 掃除道具たちを見つめ絵に描いていくうちに最初は 腰が痛くてね。 お昼前 仕事が終わるとガタロさんは毎日 川に向かう。 自分も 清掃員として絵描きとしてガタロさんは 清掃の仕事を始めて7年後 40歳で結婚した。

4月終わりまで およそ3週間クスノキの盛んな生命力にガタロさんは追われている。 基町ショッピングセンターに勤めるようになってから描いたと思うんです。 ガタロさんは 基町の商店街で仕事を終えるとあるいう事は知っとったんじゃけどどういう歴史があったとかいう事は学校でも 習わんかったし。 秋には修学旅行生らに取り囲まれたりして「何で 描いとるんか?」とか言われた時に勉強不足で 原爆ドームの事についてほとんど語れないわけよね。