NHK短歌「題“爪”/時の断面―あの日、あの時、あの一首 出産(2)」

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♪~エッセイスト 斎藤由香さんです。 そして おじい様が歌人の斎藤茂吉という事で前回のご出演の時は「私もそろそろ短歌を勉強してみようかな」と…。 永田さんは斎藤さんとのご面識は?駄目孫と言っておられるけど由香さんの卒業論文はこれ とてもいい 文体が軟らかで非常に率直な文体で楽しい本です。 これはですねこの真ん中に座っている女性が茂吉の妻の斎藤輝子。 長男の精神科医の斎藤茂太伯父です。 そして 私の父 北 杜夫本名 斎藤宗吉です。 永田和宏選 入選九首です。 斎藤由香さんに伺いましょう。

もっと色っぽいのは 足にペディキュアを塗っている そのシーンかな?時どき 本当に残業をして学校にも遅れてくる 夜学生。 ものを見るという事を追究しておりますと時にこういう対象にも目が向くので佐藤佐太郎自身の手による油絵です。 永田さんのテーマ「時の断面あの日、あの時、あの一首」今回は 前回に続いて「出産」をテーマに2回目のお話を頂戴致します。

この時夏に 茂吉が チフスにかかり日赤病院に入院している時に作った歌なんですけれども…。 茂吉って ダニに食われるでしょ?ナンキンムシに…。 茂吉も ユーモアって自分は 思ってないんですけど茂吉の妻の斎藤輝子私の祖母なんですがそれも また個性豊かでユーモアが 非常にあってその昔 父が 夏は そう病冬は うつ病 夫婦別居 破産とかいろんな事があった時に…。 祖母の輝子が 遊びに来た時につい 母が 「お母様 宗吉はどうしたもんでしょう」と嘆いてその時に 輝子が「私も茂吉と合いませんでした」と。