SWITCHインタビュー 達人達(たち)「TAO×菊地成孔」

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オーディションの末に勝ち取ったのはヒュー・ジャックマン演じる主人公の恋人役。 東大 芸大 慶應大などでも教べんをとってきた理論派のジャズミュージシャンだ。 トップモデルと 博覧強記のジャズミュージシャンが出会ったら。 翌日 ライブ会場の一角でTAOは初めて 菊地と顔を合わせた。

コンプレックスって 不思議なもんで…やっぱ 駄目だったんですか?大きいのは。 で 結構… この人は きれいだし才能もあるしコンプレックスなんかないに違いないってみんな思ってる訳ですよね。 だけど大変なコンプレックス持ちですよね。 きれいだから コンプレックスがあるって人もいるからね。 いまだに やっぱりずっと コンプレックスはあるし鏡見てても ここ どうしてこうなんだろうとかずっと思うんですけど…。

1950年代 1960年代のモダンジャズビーバップにインスパイアされたジャズユニット…1970年代から1980年代のファンクミュージックをエレクトリックジャズに昇華した…そして 1990年代以降に再評価されたラウンジミュージックにラテンや現代音楽の要素をちりばめた…JUJUが語る菊地の印象とは。

1960年代後半 ロックがジャズに大きな影響を与えるようになるとマイルスも 次第にドレスダウン。 ドレスアップ文化だったんですけどだんだんドレスダウン文化になってきて。 どう思われますか?あの 即興性みたいな 本質のね相手が こうきてこう会話ができるように言葉ができるという感じなんで即興性という事よりも とにかくジャズの勉強というのを一生懸命やってちゃんとジャズをやるんだと一生懸命 勉強した人が実際 現場に行くという例は日本人は 多いですね。

フィッティングモデルなんかでも悔しいんですか?悔しいですよ そりゃ。 ほかの いわゆる 日本のモデルさんみたいなとこではなかなか いないというか…ハイファッションモデルで世界的に活躍してるというところで言うとTAOさんしかほとんど いないと思うんで……感じをいつも やってて感じます。

菊地は 著書の中でファッションショーで流れる音楽について興味深い指摘をしている。 リアルクローズを中心としたモデルたちは音楽のリズムに ピッタリ合わせて動き踊る。 ファッションショーというよりコンサート会場のようだ。

大体 ジャズが生まれて 今までとにかくジャズの遺伝子の一番根本にそもそも ズレてるんですよね。 「よく考えたら 合ってないよねあれ」っていうふうに気付いたり 興味持つ人って少ないと思うんですけどジャスも そうで 息が合ってピッタリ来てるなっていうものも実は 根本的にズレてるんですよね。 じゃあ 今後 それがカッチリ合うのがトレンドになる事って ありえますか?ジャズの中で。 ジャズの中っていうか やっぱりもう今は ジャンルとジャンルもみんなPCの中で比べられるじゃないですか。