こうした動物を保護するため発足したのが海生哺乳類センターです。 はい どうしました?大きさは?まだ幼い ゾウアザラシが浜辺で死にかけていました。 ゾウアザラシの子供を囲い込みレスキュー隊員の安全を守るため木の板を使います。 まず キタゾウアザラシ。 ゾウアザラシよりも活動的で遊ぶ事が大好き。 この メスのゾウアザラシは「ウーズル」と名付けられました。 ゾウアザラシのウーズルも 数週間は目が離せない状態が続きます。
1975年に 海生哺乳類センターが設立されるまで衰弱した動物が浜辺で見つかっても誰も助けませんでした。 海生哺乳類センターの スタッフにとって動物が 元気に海に戻っていく時ほどうれしい瞬間はありません。 海生哺乳類センターには傷ついた動物が次々と運び込まれてきます。 画家である妻は いつも動物に芸術家の名前を付けます。 名前は?マルセル・デュシャン。 デュシャンは 海生哺乳類センターの特別エリアに収容される事になりました。 海の食物連鎖の頂点にいる海生哺乳類は生態系の変化を知る手がかりになります。
ゾウアザラシは 毎年 単独で回遊し大抵は同じ浜辺に戻ってきます。 海生哺乳類センターで 治療を受けている ユアシスターやウーズルも回復して 大人になれば太平洋の半分を回遊し元の浜辺に戻ってくる事でしょう。 ゼニガタアザラシの デュシャンは順調に回復中でセンターにいる動物が 何を食べどれくらい体重が増えたかはボランティアの手によって記録され何か異常があれば検討会が開かれます。 ジリアは ゼニガタアザラシの子供です。 植物プランクトンなどに含まれる天然の毒素で動物の神経を侵し決定的な治療法はありません。