日本の話芸 講談「曲馬団の女」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

秋田の横手という町なんですが群馬県伊勢崎の軍需工場で働く事になりました。 縁があったんでしょうこの2人が翌昭和22年の4月に結婚をして 私が生まれたとこういう事になる訳なんですが考えると 不思議といいますか母がですね空襲に遭っていたら被害を受けていたら犠牲になっていたら 私は 今ここにこうしていない訳ですね。 あ~ ちょうど よかった私ゃ これから 配給物を取りに行く時間ですからね夫婦約束をしたなんて言やぁすぐに 信用しちまうんだから。

いつものように 長い鞭で ライオンをうまく 誘導を致しまして舞台の真ん中へ出て参りました お蘭これから 軽くライオンの鼻っ先を叩きますとこれが合図になりましてライオンは 2本の脚で立ち上がりさまざまな芸当をするんですがこの日に限ってこれを見て ライオンが 怒ったの怒らないの…。 講談は ライオンの心理描写までしなきゃいけないんですが。 今度は ライオンは 春日泰造目がけてパッと 飛びかかって参ります。 「自分が 体をかわしたんでは客席へライオンが飛び込んでしまう。

「親孝行で 都長官から表彰された鹿島荘吉がこの度 名誉の戦死を遂げたがあとに残されたは母親が ただ一人。 春日泰造の写真を大事に 小風呂敷へ包んで山崎 蘭 これを 大事に 持って鹿島の家に引き返して参ります。 母親が 頭に 手をやると「あっ お風邪か?」と思うからああ~ 戦死した荘吉さんも 表彰されるほどの親孝行者だった。 昭和17年の4月の18日アメリカ軍のB25中型爆撃機が6機 飛んで参りまして荒川区尾久の軍需工場を攻撃して9人の死者を出した。