日曜美術館「荘厳なる天平の祈り~第65回 正倉院展〜」

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この番組のまとめ

♪~シルクロードを経て伝えられた華やかなデザインや贅を尽くした工芸品。 今日は 65回目を迎えた正倉院展です。 正倉院展 毎年25万人もの人が訪れるという大人気の展覧会です。 正倉院展。 大陸のデザインを取り入れながら日本で作られたものも赤紫色の蘇芳の上に金銀泥で描かれているのは「檜和琴」。 唐の都 長安は世界五十数か国から遣唐使が集まる 国際都市でした。 目を引くのは左右対称に均斉が取れたデザイン。 夾纈で 奈良時代の文様を染める現場を見せて頂きました。

吉岡さんは 天平時代の染色の完成度の高さを改めて知りました。 やっぱり 奈良時代のレベルって信じられないぐらい高いんです。 今回の正倉院展の中でも西山さんが 中でも今回思い入れがあるもしくは注目している宝物などあれば教えて頂きたいなと思うんですが。 日本の長い歴史の中でも奈良時代みたいにみんなの思いが高揚していた時代というのは私の考えでは 奈良時代と明治時代しかないんじゃないかと。 私は 奈良時代は「日本の青春時代」と呼んでいて。

老舗香木店の協力で漆の型盤を用いて当時の焼香を再現しました。 人々の苦しみを受け止め大仏に祈りを捧げた聖武天皇。 奈良時代というのは天平の文化というのはそこに 当然 切実な祈りというものが生まれてくる。 まさに その聖武天皇の一面に毛彫りで描かれているのは天上に咲く花。 「鯨鬚金銀絵如意」。 奈良時代 説法や法会の際天皇や僧侶が威厳を示すために持つようになりました。 北大西洋などに生息する セミクジラの上顎の部分から切り取った硬い鬚。