SWITCHインタビュー 達人達(たち)「中谷美紀×天童荒太」

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この番組のまとめ

女優 中谷美紀。 三谷幸喜演出の舞台で頭は 15歳の子どものまま35歳になった女性を演じている。 子ども時代に 性的虐待を受けてなお成長した人物っていうのを演じられた。 中谷は 天童の「永遠の仔」がドラマ化された時主人公の久坂優希を演じた。 作家 天童荒太と 女優 中谷美紀。 中谷美紀。 映画「嫌われ松子の一生」で日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞を獲得。 実在の人物 そして 娼婦や殺人犯さまざまな人間像を演じてその心を生きてきた。

こういうのを 全部 出し切ってそのあと もう一回小説に…形にしていくっていう。 実際に そういった経験のある方のお話も伺うんですか?それともご自分の想像を膨らませて…。 シュレッダーにかけるっていう作業が私にとっては一番の発散なんです。 そんな中谷の姿を見た白洲正子の娘が言ったという。 白洲正子を演じるとなると能を1年 習ったりとかいう。

1人の女性として中谷美紀だったら?演じよう… 演じたいとか演じようと思った原点というのはどんなところにあるんですか?原点は…こんな事 言っていいんですかね?いや ホントに動機が不純で何の志もありませんでしたし街で声をかけられて「やりませんか」と言われてホントに 特にそれも 志していた訳でも何でもなくてアルバイト感覚ですね。 アメリカの劇作家 ニール・サイモンの戯曲を三谷幸喜が演出する。

どんどん競争社会になって格差社会になって子どもたちはどんどんつらくなってしかも 化学物質があふれ温暖化は進み 放射能はあふれこれからつらい世界になっていく中ででも 若い世代を あるいはこれからの人間たちを滅ぼす訳にはいかないし…僕自身が 祖母が寝たきりだったもんですからその時の切なさとか…同じ一部屋でそんなに裕福な家じゃなかったのでうっとうしさみたいなものもやもやしたみたいなものも反映しながら表現しようと思ったのかな。 「歓喜の仔」の主人公は 17歳の誠小学6年生の正二父親は多額の借金を背負い込んで失踪。

天童は「歓喜の仔」を自ら脚色し朗読劇を作った。 もしかして アドレナリン中毒ですか?科学的に最近思うんです。 アドレナリンが過剰に放出される瞬間というのがあるんです。 一瞬 多分 アドレナリンが放出される事で快感を得てるんだと思うんですね。 でも そのあとでホントに ものすごいけん怠感を感じるのでだからこそもう一度 アドレナリンが欲しいと思う。 自分自身は 大した人間じゃないと思ってるから 何もないから…ボロボロッと泣いたりするんで。

何かの役になろうとする時何か 抽象的なもので何か どこかで言葉で伝えきれない事がある。 言葉なんか ホントになくなってしまえという一方でどこかで まだ 言葉の力を…。 なりきろうとは してるけど人になるっていう事を続けるっていうのは基本的には 単純な言葉で言うと想像力になるんだけどその「歓喜の仔」の中でもマコトという少年が夢の中で戦乱の国に暮らす少年と出会う。