日曜美術館「本阿弥光悦 日本最強のマルチアーティスト」

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この番組のまとめ

今を生きる トップアーティストも光悦に 大きなインスピレーションを受けています。 新さんは 本阿弥光悦大好きだと伺いましたが。 今日は 光悦のデザインの力とアイデアの源は一体 どこから来るのか少しでも感じ取れればなと思っています。 光悦は 古典を徹底して学ぶ家の方針に倣い漢文や和歌など さまざまな教養を身につけていきました。 東京都内に 光悦とも つながる本阿弥家の子孫が暮らしています。 光悦が 漆の器で型破りの傑作を残せたのはこの「刀」と深く関係しているといいます。

大坂城のような 非常に豪壮な建築が造られ始めて庶民の生活が安定して非常に ダイナミックな時代だったと思うんですね。 本阿弥光悦が生涯を通じて打ち込んだのが 書です。 ダイナミックな抑揚は「光悦流」と呼ばれ他の書にはない躍動感が あふれます。 絵の作者は「風神雷神図屏風」で知られる天才俵屋宗達。 一致するところに配置されていてより鶴を躍動的に見せるように太い文字と細い文字を 巧みに使い生み出す 「書画一体」の世界。 ここからは 書の研究の第一人者で五島美術館の名児耶 明さんに光悦の魅力を伺っていきます。

竹が ぐっと手前にある中でほんと 立体的というか奥行き感と調和するように光悦が すごいなと思うのはこの絵を壊さないように字配りをする事ができる。 40ちょっと前くらいから いわゆるこの光悦流になるんですね。 本阿弥光悦作。 光悦は 自らこねた 茶碗を最後 この家で焼いていました。 樂家に残された 光悦の手紙。 光悦の荒々しい削りと窯の中の激しい火力が相まってまるで 岩石のようです。 光悦は この茶碗の姿に 「二つとは出来ぬ」という思いを込め「不二山」と名付けました。