ETV特集「左手のピアニスト~もうひとつのピアノ・レッスン〜」

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この番組のまとめ

♪~「左手のピアニスト」として今 注目されている智内威雄さん。 実は 世界の名だたる音楽家たちも左手のピアノ曲を作曲しています。 知られざる 左手のピアノ曲の豊かな世界を解き明かしていきます。 中には 海外の名ピアニストが使ってきたピアノも置かれています。 左手用の楽譜を世界に探し演奏法を研究し普通のピアノ曲に負けない演奏を見せる。 世界的なピアニストに向けて階段を着実に上っていました。 智内さんは 音楽家の治療では世界的な権威アルテンミュラー医師に救いを求めました。

智内さんは 指揮者への転向を勧められました。 そんな智内さんに声をかけたのが大学の指導教授でした。 右手を故障した スクリャービンが左手だけで弾けるように書いた名曲です。 なおかつ 両手では味わえなかったような音楽表現ができる。 でも 両手の場合は 次が休みになってたりするんですよ 左手が。 左手の曲には挫折を希望に変える力がある。 6年前ドイツから帰国した智内さんはコンサートを 数多く開いてきました。 この日 智内さんを訪ねてきたのは有馬圭亮さん。 世界には傷ついたピアニストが 数多くいます。

ウィトゲンシュタインは 27歳の時第1次世界大戦に従軍。 そんな執念から ウィトゲンシュタインはラヴェルや ブリテンなど当時を代表する作曲家に左手の曲を依頼しました。 ところが ウィトゲンシュタインの死後楽譜の多くは行方が分からなくなりました。 左手で始めて 10年間たってそれで これから10年間左手の音楽 片手演奏というのを広めていって自分の演奏を もっともっと精度… 精度というか質の高いものにしていって。