日曜美術館「“魂”を見つめたコレクション クレラー=ミュラー美術館」

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この番組のまとめ

壁一面に並ぶ ゴッホのコレクション。 色彩の革新を起こした画家たちの作品群なんですけども…。 アムステルダムから およそ80km。 ヘレーネが ゴッホの革新性を見抜いていた事を物語る絵があります。 ゴッホは 1853年オランダの小さな村に生まれました。 美術館には ゴッホ作品の購入リストが残されています。 アムステルダムの美術館で大切に保管されている 毛糸の玉。 ゴッホは とても情熱的で力に満ちあふれた人でしたから心の中にある情熱をうまく表現するためには力強い色彩やスタイルを選ぶ事が必要だったのです。

クレラー=ミュラー美術館の地下倉庫には膨大の量の美術資料が保管されています。 楽団の演奏に合わせ ダイナミックな踊りを披露する ダンサーたち。 しかし スーラの点描はモネや ルノワールから「感情のない科学的な手法だけの表現だ」と痛烈に批判されます。 19世紀後半から 20世紀にかけて芸術の世界で何が起きたのかを多くの人々に理解してもらいたかったのです。 リアリズムから抽象へと進化する過程そこには何かとても深遠な世界があると確信していたのです。

この補色の効果を 緻密に計算し色の輝きを最大限に引き出そうとしたのが スーラの点描です。 それを全部 知的なコントロールをしてしまってるところでスーラの作品でフランスのノルマンディー海岸を描いています。 スーラの この点描をまさに受け継いで点描の理論を また どんどん広めようとした画家が ポール・シニャック。 これ また一段と不思議さが増しませんか?シニャックは ちょっとユニークな人だったのかなっていう…。 画家の名は…スーラの点描にも影響を受け20世紀初頭 抽象の世界を切り開いた奇才です。