♪~イギリスを代表する美の殿堂…作品のほとんどは 風景画です。 風景画で 美術界を一変させたイギリス最高の画家ターナー。 まずは そんなターナーが風景画で いかに美術界に革命を起こしたのかそこから ご覧下さい。 14歳の時 イギリス美術界で最大の権威を誇るロイヤル・アカデミー付属の美術学校に入学します。 そこで学んだのは風景画ではなく石膏像や裸体などを模写する人体表現。
ただ その際ですね ターナーは…水彩画というのはやはり にじみやすいし透明感があるのでやはり 大気だとか雨だとかあるいは 水蒸気の湿潤な空気だとか微妙な光の変化 移ろいだとかそういったものを表現する事が可能になったのかなと。 ああいう庭の事を 「ピクチャレスク」と当時のイギリス人たちは呼び始めてたんですね。 例えば右側の回廊の場面を見るとこの遠近法はこういうふうに こう収束点が突き当たりの壁の中央に位置するわけで全体が向こう下がりに見えますよね。
確かに批評家たちからさまざまな批判は 浴びますけれどもそれ自身がイギリス美術というものを歴史を つくりあげていくというそういう側面もあったのかなと思います。 なので ターナーの場合 非常に…比較的 伝統の浅いイギリス美術で美の規範に あらがってまで誰も見た事のない風景を描く。 こういう悲劇的な あるいはめったにない出来事を描く事が先ほどの 旅をして スケッチをきれいに描く というだけから劇的な変容とか変化だとかアクシデンタルな事を描きますよね。