サイエンスZERO「天然の治療薬?脂肪に潜むスーパー細胞」

戻る
【スポンサーリンク】

23:54:59▶

この番組のまとめ

参加者の募集に手を挙げた全国からの 44人の女性のうちこれを酵素で処理したあと成分をふるい分ける装置で脂肪の中に含まれるスーパー細胞 ASCを取り出します。 ホントに 期待や希望が持てる研究ですよね!でも 脂肪だけ注入しても駄目だったのにあのASCという細胞を混ぜて注入したら元どおりになったって…。 あのASCというのは一体どんな細胞なんですかね?これは 脂肪組織を拡大した写真なんですがこの 大きな粒 これが脂肪細胞なんですね。

このASCと脂肪を混ぜて注入した富田さんの胸の中で起きた変化。 一方 こちら ASCと脂肪を注入して3か月たった画像です。 一方 新しく考えられた方法では自分の脂肪から取り出した ASCを尿道の周囲に注入し衰えた筋肉そのものを回復させようっていうんです。 これは 脂肪由来の幹細胞という意味の英語の頭文字を取ったきたものなんですね。 でも幹細胞ってiPS細胞みたいにいろんな細胞に変わる能力を持った細胞って事ですよね?それが脂肪の細胞にもあったっていう。

こういう機能を持った幹細胞って脂肪組織以外には ないんですか?実は 脂肪だけではなくて我々の体の さまざまな臓器にこういった幹細胞が存在しています。 この骨髄の幹細胞を使ってもう 既に足の血管を再生したり あるいは肝臓や心臓の機能を回復するそういった臨床研究も始まっているんですね。 じゃあ ASCじゃなくても骨髄の幹細胞でもいいという事ですかね?骨髄も 大変すばらしい細胞だと思います。 確かに ASCと似た能力を持つ幹細胞は骨髄からも見つかっています。