日曜美術館「郷愁に染まる風景~版画家・川瀬巴水〜」

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この番組のまとめ

それで 後日 秘書の方から電話を頂いて…独自の審美眼を持つジョブズを虜にしたその版画家の作品とは。 巴水が描いて残してくれた事によって私たちは こんなに懐かしい風景を永遠に自分たちのものにできる。 川瀬巴水の生涯をたどる展覧会が開かれています。 初期から最晩年まで日本全国の風景を写したおよそ 300点が展示されています。 こちらが 大正11年に作られた雪の金閣寺を表している作品です。 改めて 今日のゲストは映画作家の 大林宣彦さんです。

清水さんは 「東京二十景」には関東大震災前と変わらない風景が多い事に気付きました。 当時 市電が走ってたんですけどその 市電の方ではなくて人力車を描いたところにですね巴水さんが心の中に描いていた情緒的な部分を表現して描いたのがこの人力車に象徴されてるんじゃないかなという気がしますけど。 ですから 巴水さんにとっては「東京二十景」というのはやはり 自分の心象として昔からある風景自分の思い描いてた風景というものが一番 表現されてるのではないかなというそんな作品集ではないかと思いますけれども。

それまでは 日本画を描いてて突然 版画家に転向しようって結構いけるぞ と手応えを感じてた時だから彫りとか摺りにも ある程度興味を持って見てたと思うんです。 うちの 渡邊庄三郎祖父もですねいろんな技術の いろんなものの応用を実験していた時でこれも そんなわけで金ダワシを使って 補助に使ってやったのが これだよっていうのが今日に伝わっていて。 何にもないところからそれを考え出すっていうのは本当に大変な事で この時代には川瀬巴水にも 渡邊庄三郎にも何らかの勢いがあったんじゃないですかね。