くちばしを持つ オウラノサウルスなど多くの植物食恐竜にとって沼は避難場所でした。 この地上最大の肉食動物スピノサウルスは他の多くの恐竜よりもむしろ ワニに近い生活をしていたようです。 2008年に スピノサウルスの頭骨がCTスキャンにかけられて鼻の穴が上の方に ついているので口の先を水中に入れたまま呼吸ができます。 これらの化石はスピノサウルスとオンコプリスティスが食べる者と食べられる者の関係にあった事を示しているようです。 スピノサウルスと同じくティラノサウルスよりも巨大です。
しかし カルカロドントサウルスには隠れた強みがあったようです。 2008年にはカルカロドントサウルスたちのグループが「気嚢」という空気が入った袋を備えていた事が分かりました。 つまりカルカロドントサウルスたちのグループはとても 活動的なハンターだったと推測できます。 スピノサウルスは水中での狩りが専門でしたがしかし スピノサウルスが陸上で狩りをすれば同じ環境で暮らす別の大型肉食恐竜と衝突する事は避けられません。 そして スピノサウルスとカルカロドントサウルスのどちらが勝つかは予測できません。
このように 巨大な植物食恐竜が生息する場所にはアフリカ北部で一群の骨の化石が発見されます。 こちらでは今までに発見されている中で史上最大の恐竜 アルゼンチノサウルスが火山灰に覆われた沼地を移動していました。 マプサウルスも 1頭だけならアルゼンチノサウルスに太刀打ちできません。 アルゼンチノサウルスの化石が見つかったすぐ近くから年齢も大きさも異なる 7頭以上のマプサウルスの骨が見つかったのです。 マプサウルスが集団になって狩りをすれば相手が 史上最大の恐竜でも十分に対抗する事ができます。