日本の話芸 落語「中村仲蔵」

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この番組のまとめ

江戸には 「三座」と申しまして大きな劇場が 3つ ありましてそれから 表の絵看板になるというような主役級の名題役者がこれも 数名 いて更に その下がありまして正式にはこれは 「下立役」と申しますが俗に 「稲荷町」なんてぇ事を言いましてこれは 楽屋を入りますと今でも そうですが必ずお稲荷様が祀ってございます「稲荷町」なんてぇ事をいいましてこの お給金が年に 7両だったという。

世にある時は 5万3,000石浅野内匠頭の重役家老斧 九太夫の伜の斧 定九郎が いくら 零落をして『斬り盗り強盗 世の倣い』とはいいながら夜具縞の どてらで 山崎街道へ追い剥ぎになって 出てくるのはどうも 腑に落ちない。 これには何か もっと ふさわしい身装があってよさそうなもんだ」と思案をしたが なかなかいい考えが浮かびませんで日頃 信心をしております柳島の妙見様へ一七日の願がけを致しましてその道すがらも 油断なく「生きた手本はないか」と目を配っている。

これから 役作りであれこれと 工夫を凝らして初日を前に 囃子方 道具方裏方連中に 祝儀を渡していろいろと 注文をつける絡みの役者にも二三の打ち合わせをしてぶっつけで初日を迎える事になりました。 明和3年の8月の18日初日だったそうで真っ白に塗り上げたから相部屋の役者が驚いて…。