まあ 世阿弥が作った当時はそれこそ いろんな場所で能も やってますので世阿弥自身も言ってますけれども田舎でも やるし都でも やっているあるいは 野外でももちろん やってます。 「風姿花伝」の作者 世阿弥の時代。 世阿弥は 「大和猿楽」と呼ばれる流派に属していました。 そんな大和猿楽を劇的に変えたのは世阿弥の父 観阿弥でした。 一緒に見物をしてるんですけどこれに対して 時の貴族これが とても大事で世阿弥は「風姿花伝」の中でも言ってますけど「立ち合い」という事を言ってます。
観阿弥は 才能のある大スター世阿弥は 総合プロデュースもする。 その中で どうやって自分たちが芸能としての立場を作り上げなおかつ世阿弥にしてみれば子孫にまで伝えていけるような形にしていくのかそれは 必死だったと思いますよ。 タイトルの「風姿花伝」そこには 世阿弥の「花」への こだわりが込められていました。 だから 世阿弥が大事に思ってる事柄を言う時には必ず 「花」という言葉が出てくる。
さあ 世阿弥は具体的に どうやってその珍しさを持続させようとしたんでしょうか?惜しみなく アイデアを投入します。 「平家物語」 「伊勢物語」「源氏物語」など有名な文学作品を原作に 世阿弥は次々と新作を書いていきます。 映画になると どんな感じなんだろうねというのと一緒で「平家物語」を 分かりやすく見せてくれるというわくわくして待ってるわけですね。 先生 具体的にはどういうふうなやり方をしたんですか?世阿弥自身が いわばビジュアル革命をやったわけですよね。