100分de名著 風姿花伝 第3回「離見の見」

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この番組のまとめ

観客のタイミングに自分を当てていく。 僕たち 生きてる事の中である世界のタイミングというものがあってそのタイミングは自分では作れないものですよね。 あの人は 多分 お客さんが今 気持ちとしてあと たった50円でも30円でも引けば買いたいのにって思ってるというそのものをそうか やっぱり自分でタイミングって偶然で どうにもならないラッキーだったなっていう イメージで思ってましたけど実はそうじゃないんでしょうかね。

それを見損なってしまったら能力 つまりタイミングを見る能力がなかったという事ですよね。 それで出ていったもののざわついちゃうみたいな事もきっとあると思うんですけど世阿弥は そのような時の事も考えておりました。 世阿弥は必要があれば その流れを壊してもよいと言っているのです。 音楽のライブコンサートみたいので言うと客のテンションがちょっと異常だなってなったら必ず 相手との関係があると。

それは 自分自身の姿が見えているという事。 能面つけるという事は自分の体が見えないんですよね。 例えば 僕 ドラマも出してもらった事あるんですがドラマの取っ組み合いのシーンで六平直政さん。 こわもてで ベテラン俳優の六平直政さんと取っ組み合いをしてて 迫真の。 だって世阿弥は演者としても超一流だからそこで超一流の演技をするのの更に超えようと思ったら自分が 舞っているのを支えてくれるような感覚的な後ろからの目が何かあると。 この「離見の見」がちゃんとしてたら冷静な目 客観視みたいなもの。