むしろ そのタイミングに自分を どう合わせていくのかあるいは 逆にそのタイミングを自分に磁石のように引き寄せてくるのかという事だと思うんです。 ♪~「100分de名著」 司会の…さあ 伊集院さん ここまで「風姿花伝」 いかがですか?何でしょう 完全な総合エンターテインメント論だったりさあ 今日も 明治大学教授でいらっしゃいまして能の評論家でもいらっしゃいます土屋惠一郎さんをお迎えしております。 観客のタイミングに自分を当てていく。
音楽のライブコンサートみたいので言うと客のテンションがちょっと異常だなってなったらもう いきなり ドカンッて曲いっちゃおうとかそういう事なんでしょうね。 ちょっと離れるかどうかは分からないけど古典落語をやってる時に 落語は今どき CDでも あるわけだしレコードなんか 前からあるわけで生でやる理由って 何ですかねと師匠の 今の圓楽に聞いたら僕用に分かりやすくは話してくれたんですけどね「与太郎の小咄」というのがあっていつも 鼻 たらしてるから「鼻かめ」って言うわけですよ。
この臨機応変ができるのがライブだと。 トーンも落ちも 何段階かあるこういう話があって今日は勘がいい すごくいいお客さんだという時にはどんどん 粋に 手前で畳んでいっていいというその臨機応変さが まさにこの 言ってる事なんですね。 「離見の見」に加えて 「目前心後」。 「目前心後」って目は前を見てるというんだけどほんとに 前しか見えないんです能面つけちゃうと。