ベーオウルフのドラゴンは 塚の地下深くをねぐらにしていました。 「ベーオウルフ」に登場する ドラゴンは300年もの間宝の番をしてきました。 しかし 黄金の杯が盗み出されたため怒りに燃えたドラゴンはベーオウルフの王国を破壊していきます。 王国を守るため ベーオウルフはドラゴンのねぐらを捜し当て毒のある牙と 鎧のように分厚い皮膚を持っています。 ドラゴンにかまれた ベーオウルフは毒に全身を侵されました。 ベーオウルフは 自らの命と引き換えにドラゴンを倒し伝説の英雄として 何世紀も語り継がれる事になりました。
しかし 西暦793年にリンディスファーン島の修道院を襲ったのは「聖書」に記されたようなドラゴンではありませんでした。 略奪される側にとってバイキングは伝説のドラゴンと変わらない存在でした。 フランスに定住した バイキングはノルマンディー公国を つくり上げキリスト教に改宗しました。 しかし ドラゴンの荒々しさを失ったわけではなく1066年イングランドへの侵略を開始します。 ノルマンディー軍の船の船首にはドラゴンが飾られています。 一方 敵であるイングランド軍にもドラゴンの旗が翻っています。
コニャーズのような騎士にとってドラゴン退治は自らの支配を正当化する格好の材料でした。 巡礼者を守る義務を負った騎士たちはドラゴンを退治しようとしました。 「馬のような形で牛のように幅広い頭そうした中 一人の騎士が団長の命令に背いてでもドラゴンを倒そうと立ち上がりました。 ロードス島に拠点を構えた騎士団は町を 城塞へと造り替えドラゴン退治を禁止した団長の命に背きドラゴンとの対決に赴きました。 ドラゴン退治を成し遂げた ド・ゴゾンは名誉と褒美を望んだが正反対の処遇を受けた。