SWITCHインタビュー 達人達(たち)▽久石譲×吉岡徳仁~考える音 感じる形

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この番組のまとめ

♪~大人から子どもまでジブリアニメの音楽は誰もが知っている。 宮崎 駿監督の最新作「風立ちぬ」に至るまで30年にわたり その世界を音楽で支えてきた男。 そんな久石が この日夜の 東京都現代美術館を訪れた。 形を追求してきた吉岡がなぜ 作曲家 久石 譲に興味を持つのだろうか。 次の展示室からは大音量の音楽が聞こえてきた。 チャイコフスキーの「白鳥の湖」をスピーカーで聴かせながら水槽の中で鉱物の結晶を成長させる。 久石がフェルメールの作品を手がかりに作曲した音楽。

2つあって…デザインの仕事になると クライアントから頼まれて いろいろ…自分が感動したものを また更に作品にしていくという感じですかね。 ある意味 違うっていうのもあるんですけどクライアントから発注されるものもやっぱり もう自分の表現の一部になってるといえば なってますね。 「クリスタルフォレスト」 クリスタルの森。 最初 木があって次は 鉄パイプの椅子があってその次が プラスチックが生まれたりとかやっぱり 時代によってまた新しい発想というものがあるので僕は 新しい…いいですね。

一番最初に お話頂いたのは2009年だったんですけど何を どういうふうな展覧会をやるかっていう事をこういうものって価値があるんだろうかって事をいろいろ考えた時期があって。 二十歳で 三宅一生の事務所に入り空間デザインを任された吉岡は作品に センサーをつけ 人が近づくと弾む仕掛けを作った。 そうした時に 何を最初に見たいのかとか何か そういうものっていうのは多分 いろいろ何度も想像しながら考えるんですけど…レインボーチャーチのスケッチもそうなんですけどつかみとして これは どうだってこの男が こう いたと。

いろんな表現によっていろんな ホントに すごいたくさんの曲をやられていると思うんですけど それを作る中で最初 プレッシャーがすごい あるんじゃないかなと思うんですよね。 何か こう…プレッシャーは 確かにあるんですが例えば広い 100m四方のグラウンドあるからここで好きなように遊んでよと言われたら 僕はねあんまり遊べないんですよ。 宮崎 駿監督の最新作「風立ちぬ」のレコーディングに使ったものだ。 「風立ちぬ」は 零戦を設計した天才技師 堀越二郎が主人公だ。

主人公とかが体験してきた過去の記憶っていうものをどうしても登場人物の気持ちを説明するあるいは 登場人物の心情を表現するそれか その状況を説明するとかってなるんだけど…だから あえて 泣いてても最も フィクションな訳よ。 今年のベルリン国際映画祭で主人公の女中を演じた黒木 華が最優秀女優賞を受賞した。 実際 セットで それ流してみたりなんかしてそこまでやってそれで久石さんにねこの音楽だと合うんですよというような事をまあ 作曲者にそういう事言うのは 非常に酷な事かもしれないけども。