サッカーのジョークなんですけど動物チームと虫チームが いてましてサッカーの試合をしてたんですが前半戦は 圧倒的に動物チームがリードをしてたんですが後半戦になりまして 虫チームでムカデというのが参戦を致しましてこれが まぁ うまいのなんのどんどん どんどん ゴールを決めていくんでございます。 試合が終わりまして動物チームのキャプテンが虫チームに やって参りまして…。 東海道 小田原の宿小松屋清兵衛という一軒の宿屋の前に立ちましたのが年の頃は 30を ちょっと過ぎたかなというぐらい。
あいつの着てる物などうぞ こうぞ着物ちゅう 格好してるけどヒョロッと避けたらピリッと裂けるさかい ヒョロピーや」。 「それで悪かったら チョイビリや」。 「チョイビリて 何や?」。 「『ちょいと』って つまんだらビリッと裂けるさかい チョイビリ」。 この間も一文無しの客が泊まったやろ?大体 あんた そういう顔やねん。 それは結構なんでございますがなお勘定 旅籠代のほうはなこれは ご出立の時で 結構なんでございますが あの酒がな へえあの上酒は 現金やなかったら売ってくれしまへん。
「けど まだ あれはな~表具屋の職人やいうさかいちょうど ボロボロになった衝立があったさかいそれを張り替えさして宿賃の形には したんやけど。 絵描きてな者は力仕事も でけへんやろうし筆や墨押さえたかて しょうがないし」。 その職人が張り替えたという衝立は どこにある?」。 しょうがないもんですから亭主 2階へ上がって雨戸を ガラガラ~ッ ガラガラ〜ッ。 「誰や 誰や? ええ?雀か何か 閉め込みやがって座敷中糞だらけになるがな」とぼやきながら障子を開けますと雀が パ~ッと飛び出した。
「これは?」と思てるところへ飛び回った雀が戻ってきて衝立に バタバタ バタバタッピタッと収まった。 「ほな お前明日の朝 雨戸 開けい」。 次の日 嫁はんのほうが2階へ上がって雨戸を ガラガラ~ッ ガラガラ〜ッ。 ガラガラガラガラッ ドシ~ン。 「化け物やあるか お前小田原の殿さんが千両の値をつけた。 さぁ そうなると もう これ近郷近在だけではございません。 「梯子段? 階段でやすか?お~い。 階段は どないなってる?ええ? 下から2段目の?左側が空いてる?」。