♪~ちっちゃな句会なんですけども神社の社務所でありましてでも やっぱり精神的 内面的な あたたかさと気持ちの問題とも重なってまいりますよね。 今日は 作家の瀬戸内寂聴さんにお越し頂きました。 ホントに若くていらっしゃいますが俳句については宗匠があの久保田万太郎さんでお名前は知ってたけども実際に お目にかかってなかった。 私に 紹介が回ってきたから「私は 木山捷平さんの弟子としてここへ参りました」って言った。 さあ それでは 今日の入選句ご紹介してまいります。
俳句は ちょっとした面白いところを発見する好奇心みたいなところですかね。 ちょうど 昭和の初めでね日本国中に小鳥屋が はやったの。 ホントに その時不景気だったんですね世の中が。 それを九官鳥が覚えてしまってそんな不吉な事を言うと もう値打ちが なくなるんです。 以上が入選句でした。 では 特選三句を ご紹介する前に「俳人のことば」を ご覧下さい。 富安風生が 数えで83歳の時の句です。 晩年に入っても なお進歩し続けたという富安風生。
これは 警察官 巡査さんがパトカーを洗っていらっしゃる。 ただ 「あたたかに パトカー洗ふ」って言ったって切れ字は 「や」の方に変えた方が合いますので「パトカーを洗ふ 巡査やあたたかし」となればきちんと まとまった句になると思いますね。 それでは ここで 寂聴さんにご自身の俳句を ご紹介頂きます。 小説とかだと批評が気になりますけどね俳句だったら どうせ 下手だって分かってるから毎月 「銀座百点」の編集してらしてそこに俳句のページがあるんですよ。