今日は 編集者の鈴木 忍さんにお越し頂きました。 私が編集長になったのは弱冠37歳の時でしてホントに さっき ご紹介頂いたように初めての女性編集長という事で大変 プレッシャーも大きくあったんですけれども女性らしいというよりはむしろ 自分らしいというところを生かしてやっていけたらなと思って3年半たちました。 ご自分らしさというのはどんなところですか?自分自身が とても 自然が好きで自然保護の活動をしたりですね…。 ちょっと 解放されてリラックスした気分という事を「ハミングの時」でうまく表現されていますね。
いろんな食べ方ができる独活ですけど丸齧りっていうのはとてもダイナミックな句だと思いますね。 独活採りの名人は鼻をきかせて独活の在りかを見つけてそれで 採るんじゃないかというのをこの句で教わったようなところがありますけど鼻力っていう… 恐らく造語だと思うんですがこれが インパクトが強いですよね。 独活と酒というもので一句を仕立てる句は膨大にありました。 独活を観察してるんじゃなくて自分自身が独活になっている。 一升瓶とか タケノコではなく独活っていうのが また…。
ご紹介頂けますか?これは 私が 2010年の10月秋に編集長になりましてさあ これからという時5か月後に3月11日東日本大震災が発生致しました。 自分自身も自然の事が好きなので環境の問題と絡めて俳句を考えていきたいなと思っていたやさきの大震災という事でやはり 俳句観とか季語観とかあと 自然と どう向き合うかというところが とても大きな自分自身の編集の企画テーマとしても大きな柱となっていきました。