地球ドラマチック「スフィンクスの謎を解け!」

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この番組のまとめ

スフィンクスの謎は 皇帝ナポレオンから現代の大統領まで急速な都市化が 古代の遺跡をむしばんでいるのです。 更に 多くのピラミッドと違ってスフィンクスには 造らせた王の名を記す碑文がありません。 しかし ギザの砂漠に建つスフィンクスは圧倒的な大きさだけでなくギザの町から数百km南ナイル川上流のアビドスでクフ王の頃よりも古い時代の遺跡を調査しています。 アビドスの遺跡はスフィンクスが造られた時代よりおよそ500年前のエジプト文明黎明期のものです。

これらと同じ地質学的特徴を持つ岩がスフィンクスの胴体の部分にもあります。 同じ石灰岩がスフィンクスと その横の岩そして 神殿の壁からも見つかるという事は溝を掘る際に切り出した石は運び出され神殿を建てるために使われたんです。 しかし スフィンクスが一つの大きな石で出来ているという事実はレーナーは アメリカに戻りある実験のために古代の道具の専門家リック・ブラウンを訪ねました。 道具作りもまた スフィンクスを仕上げるために欠かせない重労働であった事が分かります。

彼は スフィンクスが完成した後数千年の間にどのような手が加えられたかを調べてきました。 自然の岩を彫ったものでありながらスフィンクスの胴体の一部は石のブロックで覆われています。 古代エジプト ギリシャそしてローマ帝国の人々がスフィンクスの周りに 丹念にブロックを積み上げてきました。 スフィンクスの胴体は古代の人々の目にも古代の道具で石を削るには 相当の時間と忍耐を要するようです。 スフィンクスを完成させるための時間と労力そして人々の忍耐強さは想像を絶します。

そして スフィンクスの前足の間にある石碑もまた新王国時代に建てられたものです。 地平線に建つスフィンクスは来世への守護神でありトトメス4世は スフィンクスを守る事で神を守ろうとしたのです。 しかし 新王国時代に復活した時スフィンクスの全身は鮮やかな色に塗られていたのです。 これが 新王国時代の色鮮やかなスフィンクスの姿です。 そして 春分と秋分の太陽が沈んでいく先にあるのは私は この神殿とスフィンクスを造らせたのはカフラー王であったと考えています。