歌の変遷という事でいえばこの時代は どんな感じになってくるのでしょうか?この時代にですね 歌をもって宮中に仕えるという専門家宮廷歌人の登場「プロフェッショナルの登場」という事で一応 考えてみました。 天皇を中心とする国づくりを推し進めた天智天皇。 しかし天智天皇が崩御すると皇位継承をめぐる戦いが起こります。 都を建設した天武天皇の偉業を「我が大君は神でいらっしゃるので雷の上に 庵していらっしゃる」。
時の天皇 持統天皇が吉野へ出かけた時に人麻呂が詠んだ歌があります。 言葉を尽くして天皇の権威を賛美した人麻呂はただ それでもね芭蕉が俳句のトップで「俳聖」というふうに呼ばれますね。 この 人麻呂が…じゃあ 儀式のためとかそういうために歌を作る?まさに プロフェッショナルですね。 ちょっと そのプロフェッショナルぶりをこの歌で見ていこうと思います。 そこに 持統天皇何度も行かれてますけれどもそういう時に作られたものだろうと。
モチーフは多分ね 琵琶湖のほとりに近江の都というのがあってそれが 壬申の乱でもって廃虚になっちゃうんですよね。 パッと 情景が思い浮かぶような言葉を選び出すセンスというのは人麻呂は優れていたんでしょうね。 この時代に 特に律令制度が軌道に乗ってくると旅人が増えてくるんです。 どうしてかというと中央政府と地方の各国府ですね。 地方で どういう経済の動きがあったってそれを全部中央にあげて また回すというので旅人の数が増えてくるんです。