お金と感情と意思決定の白熱教室 楽しい行動経済学の世界 第4回

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この番組のまとめ

今回 アリエリー教授は多くのベンチャー企業が集まるサンフランシスコで起業家たちに向けた 6回にわたる集中講義を行いました。 アリエリー教授は最新の行動経済学を駆使して人間の まか不思議な行動や意思決定のメカニズムを解き明かしていきます。 今日は 「自己コントロール」について講義しよう。 では 聞くが運転中にメールするのはとんでもなく愚かだと認識している人は?メールの必要性はこのくらいあってそんな全てをてんびんにかけた結果運転中のメールは 妥当だと判断したんです」と。

さて 個人的な話をすると私の人生最大の試練はインターフェロンという薬だった。 当時は どのタイプの肝炎かが分からず やけどの治療は遅れ皮膚移植による 拒絶反応も出た。 大学院生の頃また 症状が出て 病院に行くとC型肝炎だと言われた。 そのころには C型肝炎だと判別できるようになっていて私が このまま治らなかったらどうなるかを聞くと医者は 肝硬変で苦しむ様子をとても生々しく説明してくれた。

地球温暖化について考えてみよう。 それは地球温暖化の問題かもしれない。 他の何に焦点を当てれば地球温暖化の事を気にかけているような行動をとらせる事ができる?何か いい案は?問題を シフトするのはどうでしょう。 でも 日本製のハイブリッド車に乗るなら話は違う。 私は ハイブリッド車に関してちょっとした個人的な調査をした事がある。 ハイブリッド車に乗っている友人たちに こう尋ねてみたんだ。 でも みんな ハイブリッド車以外には何も していなかった。 ところで ハイブリッド車の見かけが独特なのは いい事だ。

本当は フロスの方が大事だとも言われているが歯磨きほどはしない。 実は 歯磨き粉は代替報酬だからだ。 それが 代替報酬の本質だ。 見た事がある人もいるかもしれないがフォルクスワーゲンが行った プロジェクトだ。 「人に よい行動を促すためもっといい方法を見つけよう」という プロジェクトだ。 「代替報酬」に関して私の お気に入りの実験がある。 そこでだ 代替報酬を利用できないだろうか。

何かのポイントとかギフトカードは どうでしょう?ポイントやマイレージについて考えてみよう。 ポイントというものは面白い。 次回の講義で お金の話をする時にまた言うがお金の場合1ドルは 1ドルでしかないがポイントは違う。 更に ポイントは 何か特定の事にしか使えないのに 面白い特徴がある。 例えば ポイントを獲得すると心地よい音楽が流れるとか。

でも 教育ではなくて「よい行動につながるさて 次に話したいテーマは「自己コントロールのための環境設定」についてだ。 オデュッセウスの神話を覚えているか?オデュッセウスはセイレーンの声を聞いてしまったら誘惑に負けて 船を難破させてしまう事を知っていた。 こうしておけばたとえ セイレーンの声が聞こえても自分は動けないから 誘惑に負けて船を難破させる事はない。 今で言えばオデュッセウスが 車の運転中に携帯電話をトランクに入れておくようなものだ。

例えば 「チョコレートを箱買いして君たちの中で ジムに通ってパーソナルトレーナーについた事がある人は?パーソナルトレーナーの大きな特徴は返金してくれない事だ。 サイトのソフトウエアを インストールすると君たちが ポルノサイトを見る度に知り合いに お知らせがいく。 マシュマロ・テストのビデオを見ると子供たちは マシュマロを見て気にならないわけではなかった。 では オデュッセウスの「自己コントロールの環境設定」を人々に提案してみてはどうだろうか。

それに 保険会社は加入者の食品購入履歴を把握しているから実験には もってこいだった。 最も 返金を受けられなかった人でさえ保険会社には 「もっと こういうプログラムを増やしてほしい」と参加してみたい」と思ったんだ。 オデュッセウスの 「自己コントロールのための環境設定」はあらゆる分野で 大きな可能性を秘めていると思った。 がんと 遺伝子検査についてです。 遺伝子検査は将来の自分が抱えるかもしれない問題を教えてくれて結果も すぐ分かります。 私は 実は 遺伝子検査会社に勤めています。